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残酷で美しき世界の中で

第38章 叫び


コニーは両親の肖像画を見つめていた
目に涙を浮かべ歩き出す
その様子をリヴァイはエルヴィンの部屋の窓から見つめていた

リヴァイ「エルヴィン…っ!」

エルヴィンは静かに笑っていた

リヴァイ「お前…何を…笑ってやがる?」

エルヴィンは驚いた様にリヴァイを見た後下を向く

エルヴィン「なんでもないさ」

リヴァイは目を見開いてエルヴィンを見つめている

エルヴィン「我々はまた1歩真実に近付いたと言うわけだ」

リヴァイ「たった1歩か…踏み台にした巨人と人間の数にしちゃあ割に合わないな」

エルヴィン「だが、確実な1歩だ。我々はいずれ必ず突き破る!真実を隠した壁を…!」

壁の先を全員が見つめていた
巨人の間を避け、壁の上にいたのは獣の巨人
獣の巨人の項から出ている人物は双眼鏡を下ろす

?「まだかな?」

そう待っているように呟いた
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