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残酷で美しき世界の中で

第36章 子供達


ユミル「(あの時初めて自分に嘘を吐いた。これは仕方の無いことなんだって自分に言い聞かせたんだ。でも…)」

「このユミル様こそ、真に王の血を継ぐ存在。ユミル様がおられる限り我らは永遠に不滅だ」

それを聞いた信徒達は、拍手をしたりユミル様と崇める

ユミル「(正直悪い気分じゃなかった。冷えてない飯も地べたじゃない寝床もそうだけど…)」

「ユミル様」

そう名前を呼ぶとベリーショートの女性は崇めるように土下座をする
それに続くように全員が土下座をした

ユミル「(何より初めて誰かに必要とされて、初めて誰かの役に立ててるって事が私には何より大事だったんだ…でも…あの時)」

ドンッとドアが蹴り破られた
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