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残酷で美しき世界の中で

第36章 子供達


ベルトルト「覚えていないのは仕方がない。僕らの時もそうだった」

ユミルは小さくそうかと言う

ベルトルト「エレンも覚えていないようだし…」

ユミル「そういうものなのか?私を恨んでいるか?」

ベルトルト「どうだろ…よく分からない。君も人なんか食べたくなかっただろうし…一体どれだけ壁の外をさ迷っていたんだ?」

ユミル「60年くらいだ。それまでずっと終わらない悪夢を見ているようだったよ…」

エレンはその言葉を聞きながら目を閉じた

バンッと赤の煙弾が上がる

「赤の信煙弾」

エルヴィンはカチャッと銃を構えるとすぐに緑の信煙弾を上げるが…その方向から赤の煙弾が上がった
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