第3章 七瀬遙
「はーるー??」
今日も迎えに来る幼なじみ
だんだんと近づく声に開く扉
「はる 学校行くよ」
ほら着替えてと渡されるタオルと制服
真琴よりも早く知り合ったから大人しくタオルを受け取る
制服にちゃんと着替えてね と念押しし脱衣所からでる
着替え終わって匂いのする方向に向かうとキッチンに立ち好物の鯖を焼くの姿
「あっ 後ちょっとでできるから」
そういい再びコンロに向くに近づきぎゅっと抱きしめられる
「えっ ちょっとはるどーしたの 危ないでしょ」
足元は靴下が嫌いが口癖のらしく裸足
「お前今日も裸足なのか」
そう言うと
「はるんちに来て脱いだけどね。お風呂場いくと濡れるし」
そういいほらどいたどいたとでも言うように手をピシピシと叩く
離れずにいると
「いっつも水着のはるに靴下について言う権利はないと思うけど って言うかそれよりご飯できたから早く食べて」
そういい鯖と味噌汁、卵焼きに小松菜のお浸し、きんぴらごぼうと牛肉の時雨煮、ご飯を膳に出す
いつもながらに完璧だ
「いただきます」
そう口にし食事を始める