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【戦国BASARA】*月夜の盃 2*【R18】

第1章 再会の意味




「政宗殿っ・・・!」


急いで政宗殿がいる軍勢に駆け寄って合流する。


「片倉君のいない君の背中は、こんなにも容易く裂けるんだね、政宗君。」

「!?」


そこにはすでに、この戦の首謀者である竹中半兵衛の姿があった。


「テメェ・・・!」


政宗殿の背には、鎧に傷をつけるほどの刀の跡が残っており、蒼い衣服をざっくりと裂いていた。

いつも片倉殿が護っていたはずの背中・・・


「竹中半兵衛っ!!」


体が勝手に動いていた。

政宗殿と対峙するその男に、気づけば刃を飛ばしていた。

許さない。

片倉殿を拐い、こうして政宗殿を罠にかけた。


「死ね! 竹中半兵衛!」


この身と引き換えにしようとも、今ここで討ち果たす。



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