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スローダンス【アイナナ/R18/百/天】

第2章 shaking your heart




「よーし!!三番が尻文字をするー!!」

「WHAT?尻文字ってなんですか!?」

「あっはっは!可愛いなぁ~~二人とも!!」

『か〜わ〜い〜い~~!!』

「可愛いですね……って!!逢坂さん!?零さん!?」


尻文字をする三月とナギを眺めていた一織が、横を見て驚愕している。
そこには陸の膝枕で、ごろごろと転がる顔を赤くした壮五と零がいた。


「ええええええ!?!?」

「逢坂さんも零さんもだいぶ酔っぱらってませんか!?」


慌てる紡に、酔って乱れる零の姿に興奮する男子たち。


『陸ぅ~~もう一杯!もう一杯お酒持ってきてぇ~~』

「ちょ、ちょっと零ねぇ!!だめだってば!!酔っぱらってるじゃん!うわっ」


顔を真っ赤にする陸。それを恨めしそうに羨む男子たち。
社長と万理は、酔いつぶれて寝てしまっている。


環「あーー!!りっくんずりぃーぞ!!」

壮「たーくんうるさぁ~~い!!」

環「たーくん!?そーちゃんどうした!?」

零『そーちゃんもうるさぁ〜〜い!』

三「零さん!!どうぞどうぞ!!」

大「どーぞどーぞ!!」

陸「だからだめだってばー!!」



酔っぱらってキャラ崩壊する青年チーム。王様ゲームを続けようと暴れ出す未成年チーム。




ミュージックフェスタで失敗をしてしまい、七人でデビューするのを見送ったIDORiSH7。以来どこか落ち込んでいた彼らだったけれど、ようやく立ち直れたようだ。




こうして、騒がしいけれど、笑い声がいっぱいの夜が、ゆっくりと更けていったのだった。


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