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先生、好きです。【R18】

第7章 記憶の在り処


晃side

「連絡事項は以上だ。1限目の準備しろよー。」

「はーい。」

結局、週末は一切颯太さんから1度も連絡が無かった。
何度も謝罪の電話をかけたが出らず、メールもしたが返信が無い。

颯太さんが朝礼を終わらせ、教室を出ていく。

「颯太先生。」

「伊藤?どうしたんだ?」

「昼休み、空いてますか?」

「おう、空いてるぞ。」

「よかった。お昼一緒にたべましょう。」

「そうだな。」

昼休み一緒に過ごすって事か?
急に仲良くなったな。

伊藤が「じゃあ待ってますね」と言って自分の席に戻る。

「颯太さん、伊藤と仲良くなったんですね。」

「そ、そうか?!普通だと思うけどな////」

赤面して俯く。

「それより、名前で呼ぶのやめろと言ったはずだ。」

「いいじゃないですか。付き合ってるんですから。」

「は?何言ってんだ?!」

「事実じゃないですか。」

「だから、お前とはそういう関係じゃ・・・前に別れたし。」

「・・・は?」

どういうことだよ。
俺たちは付き合ってたはずた。
じゃあ、飯塚は?

「颯太さん、宏の事は覚えて・・・」

「宏?・・・あぁ!飯塚の事か?何かあったか?」

名前も苗字で呼んでいる。
一体何が起きてるんだ?
まるで記憶が抜けてるようだ。

「・・・いえ・・・何も無いです。」
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