第7章 看破
後日昼休み–––––
山口「ツッキー!お昼ご飯食べよ〜!あっ、大鷲も一緒に来なよ!」
昼休みの鐘がなれば有難い事に後ろにいる山口がお昼ご飯を誘ってくれたので遠慮なく一緒に食べ始める
ツッキー「何その袋、それ全部昼ご飯なわけ?」
机にかけられた白い袋にはおにぎり5個と甘いパン1つしょっぱいパンが1つずつ入っていた
「んっ?ああ、そうだけど、こんなの5分もしないで全部ペロリだよ〜あははっ」
山口「大鷲は見かけによらず結構大食いなんだね〜」
月島「そんなに食べてその身長ってッ––––虚しくならない?」
月島は私の身長と食べる量を比較するも、全く栄養が身長にいっていないことをクスクス嘲笑うように言い
「なっ?!........ぎゃ、逆に月島は見た目通りだな!おにぎり2個とか、女子かよ!見てよこの手の細さ!弱々しいったらありゃしない!こんなんじゃ防げる攻撃も体力なくなって防げなくなるよ、ねぇ?山口!」
そう言えば私と同じくらいの細さであろう月島の腕を触る
月島「.........別に、僕は君や日向達の"馬鹿"みたく動き回るバレーはしないから、適度にやってればいいんだよ」
私は月島の煽りにまんまとのってしまうも、同じく煽りで返せばギョロッと鋭い目つきで睨まれ手を離される
「なんだよ月島、もっと一生懸命部活頑張ろうよ!目指せ!全国1!」
月島「はぁ......そういう無駄な熱意、イライラすんだよね.....というか全国1位の前に春高予選、地区予選があるの君、分かってる?」
山口「まぁまぁ、お昼くらいは楽しく食べようよー」
月島&『山口うるさい』
山口「仲いいんだか悪いんだか.....なんだか日向と影山みたいだねっ!」
2人息ぴったりの行動を見た山口はクスクスと笑い、それにつられて私も笑うと月島はなんだか腑に落ちない顔で私に触られていた腕をスリスリしながら私をみていた