第6章 先輩
「菅原さんっ!」
1人で坂道を歩いていた菅原に私は駆け寄り、さっきの話を持ちかけた
「あの......菅原さんは烏野の正セッターですよね、本当にあれでよかったんですか?」
菅原「ああ、大鷲か........うん、確かに俺は烏野の正セッターだ.....だけど、今日のあいつらを見てさ、思ったんだ.....」
古豪だった烏野が、今では 落ちた強豪、飛べないカラスと言われていることを菅原は教えてくれた
菅原「だから、期待というか、賭けてみたくなったんだ、あいつらの攻撃に.....俺はさ、悔しいけど影山みたく天才でも、超精密なトスを日向に上げてやることもできない......でもあいつなら、お前達と俺たちの道、そして"あいつ"の道を切り開いて導いてくれるんじゃないかって.....」
そういう菅原の顔は悔しさの他に、なにか過去を引きずっているような、後悔の念を持った顔をしていた
「そう.....ですか.......(あいつ・・・.??)でもっ、菅原さんみたいな思いやりのある先輩がいてくれて、俺たちはなんだか、幸せ者ですねっ」
菅原の優しさに満面の笑みが自然と溢れる
菅原「っ––––////」
の太陽の様に輝く満面の笑みを直視した菅原は顔を真っ赤にさせ目をそらす
そうすると後ろから影山の声が聞こえてきた
影山「菅原さんっ!今回は俺、自動的にスタメンですけど、次は実力でレギュラー取ります!」
菅原は驚いたように目を開くと、影山が自分なんか眼中になんてないと思ってた意外だ、と言う、それに対し影山は自分は経験とか信頼がまだまだ菅原には勝てないと伝える
「なんだ影山〜、お前男らしいなぁ!」
そういうと影山の背中バシバシと叩けばすごい睨まれ日向の時と同じようにボケェ大鷲と連呼をされた