• テキストサイズ

Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第5章 復活アメジスト【S×M】


【櫻井】

俺の目の前で、少し厳しい表情で
鍋の灰汁アクを取る男……

嵐のコンサート隊長。

松本潤だ。


真面目で、何事にも一生懸命、
手を抜くという言葉は、
この男の辞書には、恐らくない…

「今度のときは、
豚肉を下茹でしてもらっとくよ♪」

彼は、灰汁取りのお玉を片手に、
爽やかすぎるスマイルを
俺に向けた。

「おー、そうだね…次は東京か…」
「そ。キムチ鍋かな~?楽しみだね♪」




何が切欠だったのか…
俺は、最近になって、急に彼との距離を縮めた。

別に意識してそうしてる訳じゃないけど、
気が付けば側にいたりする。

今までは、5人でいる時も距離を取っていた俺たち…
ステージやテレビでも、
スキンシップはほとんど取ってこなかった。

唯一、雑誌の取材などでは、
『櫻井さん、松本さんの肩に手を置いてください』

何て言う注文が多いから、
笑顔でそれには答えて来たけど…



なぜ、そうしてきたのか……

不自然な距離を、保ってきた理由…


それは、

俺と潤が以前恋人同士だったから。


10年以上前になるかな?
俺たちは、仕事でも私生活でも、
一番近くにいる存在だった。


あの頃は、
本当に潤が好きだった…

潤のことを一番に考えていたし、
大切に思っていた。

身体の相性も悪くなかった…
いや、むしろ良かった。

誰が、どっから見てもカッコ良くて、
そんで、実は天然。

コンサートを作り上げていく姿には、
スタッフはもちろん、嵐のメンバーさえ、
誰もが一目置き、全幅の信頼を寄せていた。


そんな彼が、俺といる時は別人のように可愛くなって、ベッドでは俺しか知らない顔を見せた。


そんな潤に、俺はもう夢中だった。


その頃は、今ほど仕事がなかったから、
一緒にいられる時間もたくさんあって…


俺たちはベッドで、これからの…未来の嵐像について、
夢を語り合っていた。


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp