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【NARUTO】スケアさんとの恋

第5章 待機所



少し時間が経つと、ガチャっとドアが開く音がした。

カカシだった。
やはりお疲れのようだ。

「よ、、待機なんだっけ。さっきの様子、見てた?」

「見てたよー。本気出しすぎじゃない?
あんなに素顔が見たがってるんだから、
見せてあげたらいいのに。」

その言葉に、少し目を細ませている。

「アレはね、チームワークを担う任務で、これも修行の一環なんだよ。あと2、3回遊べるよ。」

そうドヤ顔で言いながら、
私の隣にドサッと座った。

やけに近くに座るから、横に寄れば、少しムッとした顔になった気がした。

「…何?」

「今日、めちゃくちゃ気合い入ってない?化粧もバッチリだし、その任服も見た事ない。」


(げ、何この人、鋭い!!)

思わずドキッとしてしまう。

「今日は…ちょっと用事でね。」

出来るだけ知られたくない。
カカシといく約束してた映画に、スケアさんと行くのだから。

「フーン、あっそ。」

カカシは、瞬く間に不機嫌になり、面白く無さそうだ。

コーヒーを入れるために席を立つ彼を、少し不思議に思いながら見ていた。

「映画、いつ行く?」

背中越しで聞かれ、
あまりのタイミングの良さに
言葉を失った。

「っ!!……アクション映画のやつ?……あれね…えっと…」

しどろもどろになりながら彼を
見れば、イライラして仁王立ちしているのだ。

「何、忘れてたの?オレ結構、楽しみにしてたんだけど。」

まさかのお楽しみ宣言をされてしまい、後ろ髪を引かれる思いで、正直に話す事にした。


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