第4章 デート(?)
「眠ってスッキリした?」
「あ、はい。ありがとうございます。やっぱりお腹空きましたね。」
「ふっ、そうだね、どこ行きたい?さんの食べたいものはある?」
「んー、さっぱりした素麺とか
ざる蕎麦とか食べたいです。」
「じゃあ、あそこ行かない?
最近出来たお店。」
「あ、いいですね!あそこ行きたかったんです。」
2人は歩いてお店に向かった。
やはり新オープンしたばかりの人気店、人が外まで並んでいる。
順番待ちしたが、すぐに回ってきたので、二人でホッとして中に入った。
スケアさんは、メニューをみて、
定食でおススメの、ざる蕎麦とカツ丼を注文した。
(スケアさん、結構ガッツリいくわね…男らしいわ。)
私も、朝ごはんをたべていない。猿飛様に叱られて、始末書を書いていたからだ。
ガッツリ、いくことにして、
定食の、同じざる蕎麦と、天盛りを注文した。
スケアさんは一瞬、イヤそうな顔つきに変わったが、私が不思議そうに見つめているのに気がついたのか、苦笑いをしている。
「スケアさん、天ぷらがお嫌いなんですか?私は大好きで、特に野菜のカボチャとか、蓮根が好きなんです。」
(スケアさんの事は何でも知りたいんです!!)
「あ、そうなんだ。僕はー…ちょっとだけ苦手かな?
野菜とかは好きなんだけど、天ぷらだけ苦手で。」
あははーとチャーミングに笑うスケアさんに、私もつられて笑っていた。