第3章 ミッション失敗の翌日
「ナルト君達、悪いけど、
明日協力するよ。
今日はさんの始末書を手伝うからね。」
スケアさんの熱い御厚意を
頂き、一気にテンションが上がる。既に、頬が緩んでいる事に気付き、咳をして誤魔化した。
「えーえー!!⁈…って確かに。
姉ちゃん、…その紙の量、半端ないってばよ。頑張れよー!」
なんと、ナルトに同情された。それほど、この書類量の破壊力が凄いという事だ。
「あー…確かに…可哀想ですよね、さん。
じゃあ、また明日ね、スケアさん、さん。」
「ふん、オレも疲れた。帰る。」
二人も気を使ってくれたのだろう。三人は足早に去っていき、
私とスケアさんだけになった。
二人っきりとは想定しておらず
照れてソワソワ、恥ずかしい気持ちになる。
「あの!スケアさん、手伝ってくれてありがとうございます。」
「大丈夫ですよ。早く終わらせて、ゆっくり休みましょうね。」
(スケアさん…本当に優しい…好きです。)
スケアさんの優しさに甘え、
始末書を手伝ってもらう事にした。