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【M×N】インターホンはお静かに

第2章 夜の影


君だけを想ってる








手渡されたアイスコーヒーを受け取り、
ひとくち飲むと、カランと氷が音を立てた




「ふぅん。
じゃ、行くんだ?同窓会」

「幹事が仲良かったヤツで、断れなくて」

「断るつもりだったの?」

「まぁ…いろいろ忙しいし」




そう言って、グラスを傾けるセンセ


確かに、暇ではないと思うけど


こうゆう、イベント事、俺と違って好きだよね。コノヒト




「行ってきたらいいじゃん。
せっかくなんだし」

「……そうだな」

「そうだよ」




……ってか、

なんなの、この違和感

まさかさ?まさかだとは思うけど……



「ねぇ、もしもし?
まさか、僕がヤキモチやいちゃうとか思ってないですよね?」

「……イヤ、まぁ」

「うわうわ!ナイよ!ない!なに余計なこと考えちゃってんの?」





たまーにビックリするよ

意外に乙女っつか

思考がロマンチストっつーか




机の端に、半分残ったアイスコーヒーのグラスを置いて、立ち上がった




「絶対許さないからね!
せんせぇ、行っちゃヤダ!」



猫なで声で、センセを見つめて、思いきり甘えてみせる




「……オイ。ざけんな」

「言って欲しかったんデショ?」



くふふと笑いながら、そう言ってやると


ホント、ガキなんだから


冗談だろ?


無言で立ち上がり、
空いたグラスを流しに運んでる


それを黙って見ながら、
残りのコーヒーを飲み干した





「あ~、

やっぱ美味いね。
センセのコーヒー♡」

「……」




あら、このくらいじゃ、
ご機嫌直んないのね


はあぁ…仕方ないなぁ



ゆっくり、センセの後ろ姿に近付く


広げた両手を、
センセの腰に巻き付けた





「……行っておいでよ。
でもさ。早く帰って来てね」





そんな心配、はなっからしてない


だって俺はね、アナタを信用してるから


こんなリスクのある恋愛を自ら選んでくれてんだよ?



ねぇ?

こんな風に甘えられんの、嫌いじゃないでしょ

たまにはね、付き合ってあげるよ




センセのテレる顔、

結構、好きだしね




「ああ。
遅くならないよう帰って来るから」




振り返ったセンセの顔は



ほらね?可愛い(笑)




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