• テキストサイズ

お気に入り 【黒執事】

第2章 新しい朝


ファントムハイヴ邸に戻ると、シエルは書斎の机でぐったりしていた。


「坊ちゃん、お仕事は?」

「疲れた。甘いものが食べたい…パフェ的な…。」

「いけません。」

「シエル。」

「ん…なんだ?」


死にかけのシエルに話しかけた。


「私は…これからどうすればいい…?」

「ここにいればいい。」

「そうじゃなくて…。」

「…?」

「…仕事がない…。」

「仕事などしなくていい。全てコイツがやる。それに、他にメイドなどもいる。」

「…でも…仕事もしないでここにいるのは…ちょっと…。」

「…はぁ…セバスチャン。」

「御意。」


すると、セバスチャンはある部屋に案内してくれた。


「ここでこれに着替えてください。着替え終わったら、すぐ隣の部屋に行ってください。そしてシーツの洗濯をお願いします。」

「は、はい。」

「シーツの洗濯が終わったら、外に干しておいてください。では、よろしくお願いします。」


そう言い、セバスチャンは部屋を出て行った。


「…よし。」


渡された袋を見ると、そこにはメイド服が入っていた。メイリンと同じメイド服だった。そのメイド服に着替え、私は隣の部屋に行った。


「…」


ひたすら無言でシーツを洗濯する。かなりの量がある。


「…」(これを1人でこなしてるセバスチャンって凄い…。あれ、でも…1人じゃない…。他にもメイドなどがいるって言ってたし…。)


メイリンの他にもいるらしい。
/ 246ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp