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*Forbidden Love*【R18】

第2章 来栖 龍之介・壱





「それでは私は退散します。私がいたら、お2人とも気が散って楽しめないでしょうから」

「お、おい泉…!」

「あ、そうそう。社長…瞳さんにくれぐれも失礼な態度は取らないで下さいね?」

「……、」

そう俺に釘を刺した泉は本当に部屋を出ていってしまった。
当然この広い室内に残されたのは、俺と"瞳"という名の人妻だけで…


「ねぇ…こっちへ来て」

「……、」

ベッドの縁に腰掛けている彼女がそう声を掛けてくる。
この場にぼうっと突っ立っていても仕方ないと諦めた俺は、促されるまま彼女の隣に腰を下ろした。


「ふふ…驚いたでしょう?」

「そ、そりゃあ誰だって…」

今初めて顔を合わせた人妻を抱けと言われて驚かない方がおかしい。
俺は本当にこの女を…?


「そんなに緊張しないで?いつも百合香ちゃんにしてるような事を私にしてくれれば良いから…」

「……、」

いつも泉にしている事…

(つーかアイツ、この女にどこまで何を話してんだ…?)

そう思っていると、すぐ隣にいた彼女が頬に手を触れてくる。


「でもホント…百合香ちゃんの言ってた通り、来栖くんてイイ男ね」

「……、」

「今夜ひと晩だけ借りるのが惜しいくらい…」

"借りる"という言葉に若干の憤りを覚えたが、"イイ男"と言われて悪い気はしない。
泉は俺の事をそう彼女に伝えているのかと思うと、ゲンキンな俺はそれだけで気を良くした。


「さぁ…お喋りはこのくらいにして」

そう言った彼女が不意に俺の膝の上へ跨ってくる。
そして俺の両手を取り、自らの胸へ導いてきた。


「っ…」

「…胸には結構自信あるのよ?」

「……、」

バスローブの上から触れた両胸。
彼女が自負するだけあって、その胸はふくよかで柔らかい。
泉も大きい方だと思うが、彼女の胸はそれ以上のボリュームがあった。



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