第7章 変態
近くに寄ってくれば
好きな彼の香りが近くになっていく。
嗅覚も敏感で、カカシの匂いを感じる。
頬に手を置いて、撫でている。
「カカシ…キス、
早くして、お願い…。」
「はい、様。」
優しい彼の声を聞いて安心する。
触れるような優しいキスから
徐々に濃厚なキスへ変化していく。
ゆっくり肌を舐め回すように触り、服の中に手を入れられた。
お互い、凄く息遣いが荒く、
興奮している。
近くにいるだけで、
抱きしめられているだけで
そう感じる。
高ぶりを抑えきれず
顔が火照るのがわかる。
鏡を見なくても分かってしまう。
ブラフックを瞬時に解き、
ブラジャーを
強引に鎖骨の部分に押し上げた。
手は自分で、頭の上にあげた。
(どうぞしてくださいって態度してる……なんか私大胆ね……)
カカシが
少しでも肌に触れると瞬時にピクッと反応する。
胸を触っている、さっきとは違う。強引で少し強めだ。
感覚しか分からない。
研ぎ澄まされたように伝わる。
「ん……!」
右胸の突起を舐められ、左胸は、手で、乳首をいじったり、胸の感触を確かめている。
「ああ、っ!!やっ……」
「、声が凄く大きくなってるね…そんなに気持ちいいわけ?」
先ほどのセックスと比べて
カカシがそう言っているのだろう。
なんだろう、声しか分からないのに、顔が見えないのに、
彼が嬉しそうにしていると感じる。