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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第10章 出発の夏





仕事は急ながら一週間前に辞めた


藤木に訳を聞かれて彼に会いに行くのだと話したら


「マジかよ……トルコかよ……」


と言われてしまった

そう言えばそういう設定だったので頷いた


「最近綺麗に成ったよな。……元気でな。」


「ありがとう!」


真っ直ぐ笑顔を向けて私達は別れた



アパートの家賃は一年間分振り込んだ

彼が残してくれた封筒の現金は私が不在の間私の居場所を確保してくれる

彼と過ごした日々を振り返ってばかりだったアパート

住み慣れたお世辞にも綺麗とは言い難い古いアパート


「クリストファー軍曹!家は頼んだ!」



最恐の同居人に任せて来た

彼ならばきっと泥棒でも蹴散らせる筈だ






再び訪れた先生の家


インターホンを鳴らせばすんなり通された部屋にて私の荷物に先生は笑った


「説得して来ました!!」


「そうですか……」


「宜しくお願い致します!!!」


カラカラと回し車の音が響く中、先生は私に向こうの通貨だと言って異世界の現金を手渡した

普段ならば律儀にお断りする私だが只でさえ不安なのですんなり受け取ってしまった

そして「ジャッカル」というバーへ行きなさいという助言を頂き

先生は部屋を出て行った




『直にゲートが開くよ』




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