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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第25章 ヨークシンの体育館






その後私達はベッドに転がりながら話しをした

内容なんて無い他愛ない話しに彼は相槌を打ち続けた


そして少しうとうと短い夢を見る頃に私達はヨークシンシティーへと降り立った






……………ヨークシンシティーに降り立った…………と言うより……………


ヨークシンシティーに聳え立つ高層ビルの屋上に設置されたヘリポートみたいな場所に立っていた

場所が場所だけにビュービュー吹き付ける風に煽られて思わず彼のジャケットを掴めば彼は何も言わず腕を組み易い様に手をポケットに突っ込んでくれた

遠慮無く捕まって彼の歩くままに着いて行く

扉を入れば風は無くなったがもう少し彼に引っ付いていたくてチラリと顔色を伺えば何を考えているか解らない無表情な視線とぶつかった

私は彼のミステリアスな所も滅茶苦茶好きだったりする
表情の無い顔は涼し気で品があり恐ろしく整っている

その素顔の下で何を考えているのか何時も余裕たっぷりな彼から思考を読み取る事は難しいが、つまり何を言いたいかと言うと只目が合うだけでドキドキするという事だ。


彼に連れられるまま階段を降るとタキシード姿の白髪紳士に深々と頭を下げられて訳が解らず凝視してしまう


「お待ちしておりましたガルシア様、ご婦人様、此方のフロアは全て貸し切り、他の宿泊客は勿論、VIP担当スタッフしか立ち入りません。指定人数のボディーガードを御夫婦様のお部屋以外全てに配置しております。御夫婦様が入室されましたら廊下にもボディーガードを配備致します。何かご要望御座いましたら何なりとお申し付けください。」


「どうも。」


なんてしれっと答えた彼を今度は凝視する


ガルシア様って…………………誰…………



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