• テキストサイズ

魔王様の日常

第6章 魔王様と姫の関係性


自分からふっておいてなんだが、魔王の年齢は大して重要じゃない。
ただ、魔王様の事をもっと知りたかっただけだ。

「まぁ、魔王様が何歳でもいいです。ビックリはしましたけど。大好きな事には変わらないですから。」

「!?」

を除き、その場にいる全員が息をのんだ。
魔王が赤くなった顔を逸らす。

「様、それは、どう言う・・・?」

「お二人ってそう言う関係なんですか?じゃあ昨日の夜一緒にいたって言うのも本当は・・・」

アンナと秘書がそれぞれと魔王に尋ねる。

「は!?だから、違うって言ってんだろ!そう言うんじゃねーし!!」

「?どう言うって?普通に、魔王様がお兄様みたいで好きって言っただけだけれど・・・」

「え、」

「?」

魔王様が少し残念そうな顔をしたは、何が残念なのかがわからずには首をかしげた。
すると、理由はよくわからないが怒られた。

「なんだよ、変な事言うんじゃねぇよ!!期待しちまっただろうが!」

「魔王様、期待なさったんですか?では、魔王様の片思・・」

「うるっせ、馬鹿!!」

八つ当たりのように秘書さんにも怒る。
止めようと思い、二人の間に割り込んだ。

「なんで怒っているかわからないですけど、八つ当たりはダメですよ。」

「は?わかんない!?お前それ本気で言ってんのか。」

「はい。なにか怒らせるような事言いましたっけ。あ、お兄様って言ったのが嫌だったんですか?」

「・・・もういい。諦めたわ。」

「魔王様、頑張ってくださいね。」

「黙れ。」

軽口を交わせる秘書さんと魔王様は仲がいいんだな、という全く関係ない結論でまとめる事にした。
/ 85ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp