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【NARUTO】18禁 嫌いな人

第8章 紅と赤ちゃん



「ふふ、そんなに欲しけりゃ
作ればいいじゃない。」

面白がる口調の紅に
私は目を細めて
口をへの字にしている。

「あのね、赤ちゃんは一人じゃ作れないから。
相手が必要なのよ。
残念ながら、
私にはそんな方いませんからね。」

「カカシがいるじゃない。」

間髪を入れずに紅が喋った時、
時間が停止したように、
私は固まった。

「は?意味がわからない。
私が彼を嫌っている事、
紅知ってるじゃない。」

「そういやそんな事言ってたわね。
その割に、今は仲良しね。」


「え…
えぇ??紅!!ちょっと、あなた何を知ってるのよ!」

昨日のキスを不意に思い出して
連想してしまい、動揺が隠せない。

アワアワ焦って顔を真っ赤に
させている私を紅は少しビックリしている。

「町中噂してるわよ、火影様が女性を連れて歩いてたって。さっき八百屋でも言ってたわよ。
のことでしょ?」

(なんという恐るべきネットワーク!)

「昨日、酔ってて周り全然見てなかった。失敗した…腕組んで歩いてたらそりゃあ、噂になるよね…ハハ。」

一気に落ち込み
乾いた笑いを取っていた。


「まあ、カカシは目立つし
火影だから仕方ないわよ。
みんなに見られたし、もう
彼でいいじゃない。」

さらに面白がる紅に、
頭を抱えてしまう。


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