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君色に染まりて【イケヴァン長編◆裏】

第8章 惑わしの秘薬【★】


「俺に貫かれながらレオナルドの指に感じて………。いけない子だね」


口づけを解くと、彼女の腰を抱き激しく腰を突き上げてくる。


胸の先端はきゅうぅ………っ。と強めにつままれ

彼女は登りつめる予感に身をくねらせた。


「あああぁぁ………っ!」

「アズリ………ッ!」


熱い飛沫が最奥に注ぎ込まれる。


すると焦れたのか、レオナルドがアズリの尻肉をわしづかんで勢いよく突き刺してきた。


「ぁんっ………!」

「では、俺はこちらを」


つんつん、と花芽をつつく。

そのささいな刺激にさえ、ふるる………っ。と身を震わせていると

くにくにと押しつぶすように弄んだ。


「あぅっ………!

そんな触り方、しないで………! レオナルドさんも駄目えぇ!」


「嘘つきだな。もっと………だろ?」


ずんっ、と激しさを増した律動。

くり返し最奥をノックされ、ひっきりなしに声を上げることしかできなくて。

「やあぁぁぁっ………!

ひあぁ、んんぅ………っ、あぁぁああぁ………っ!」

「っ………!」

今度は、レオナルドが中に解き放つ。

びくんっ、びくん、と身体を震わせたのち とうとう意識を漆黒に染めた。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆




あの後、彼女に服を着せ。自分たちも纏って。

ふいに、旧友が呟いた。


「………良かったのか、伯爵」

「何の事かな、レオナルド」

わざと素知らぬ振りをして見せれば、胸ぐらを掴まれる。


「ふざけるな。あんたは小娘に誰かを重ねてるんだろう………?」

「そうだと言ったら、君はどうするんだ」


しばしそのまま、厳しい視線を向け合う。


「君達が運命に抗うさまを、ここで見せてもらうとしよう」

彼は微笑みを残し、部屋を出ていった。


「っ………!」

眠る彼女に触れる。

「あんたは、誰を選ぶんだ………?」

頬を撫でる。

柔らかく、壊れてしまいそうな温もりがそこにあった………。





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