• テキストサイズ

〖イケメン戦国〗金平糖日和《SS集》

第2章 君との✕✕は甘く切なく*信長、光秀、家康*





────儚く甘い、焦がれるあんたに



俺の想いは泡沫へと消える訳ではなく
微かな希望に、胸を馳せても構わないのか




「…っ、あんたね……」

「だめ、かな……」

「だめなんて、一言も言ってないでしょ。ほんとにもう、舞って……」

「家康……?」




今度は赤面するのは、俺の番だ
顔だけじゃない、心も……
火照って、真っ赤に染まって
あんただけを想う色になる


────それは、紅に燃ゆる蜜なる炎









「なら、早く目を瞑りなよ。そのままじゃ出来ないでしょ、俺の事は見なくていいから。言っとくけど、他の男にこんな事させたら許さないから。俺だけにさせるって言うなら……もっとしてあげてもいいよ」








焦がれ、焦がれて溶けてしまうほどに
あんたと触れ合えたなら、これ以上の幸せはない

想いは天邪鬼でも、赤裸々だから

純とは言えなくても、誰にも負けない
あんたを想う気持ちは、真夏の太陽より熱く

どうしようもならないくらい、溺れてるから





────誰も知らない、秘密の言葉を言うよ

そっと耳元で囁いて
さらに真っ赤になる、あんたを見たい

俺は、そっと舞の身体を引き寄せ
その焦がれてやまない唇に、
熱を落としていったのだった────…………












《君との✕✕は甘く切なく 家康ver.》



/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp