第22章 【番外編】マツノトクエスト 第二十一章
はぁ、心の中で突っ込みすぎて疲れた。
チョロ松早く助けないと突っ込み疲れて私の形態もボケた変な形に変わっちゃいそうだ。
【 純潔ナス子は 癒しの施術 を取得 】
【 純潔ナス子は ツボ刺激 を取得 】
終わり。
少な━━━━━━━━━━っ!!
しかも職業やっぱり純潔、純潔って何の職業なのか謎のままなんですけどぉ?
一応魔法職寄りみたいになってるけど覚えたスキルおかしくない?
だって施術っていつも元の世界でやってる事と一緒じゃん!
ツボだってそうだよね、ていうか施術しながらツボ押すのに何でスキル分かれた?!
もうさっきからスキルの取得音がチャラリラチャラリラ♪うるっさいのなんのって。
嬉しいけど皆一斉に覚えたから重なって不況和音だよ!!
「つ、疲れた……」
「え、どうしたのナス子姉。別にスキルの書見て覚えるだけだし疲れる事なくない?」
「心の中でいっぱい突っ込んで疲れた……」
「言いたい事あるなら声に出して言えばいいだろうが、いやぁ昨日初めて使った剣だけどここに来てやっと剣スキル入手出来たかぁ、へへへ!!」
「それよりおそ松、お前のスキルの中に盗賊スキルがあったがいつから盗賊になったんだ?」
「ん? さぁ、知らね。でもラッキーじゃね?! 俺ってば器用だし勇者だから特別に覚えちゃったのかなぁ~」
「ただ手癖が悪いだけじゃないの? いいなぁ、皆いっぱいスキル覚えて」
ウォータージャンピングストーンに関しては全く羨ましくないけど使えるスキルの種類が増えるってのは便利だよね。
いつ何処で何が役に立つかわからない訳だし。