• テキストサイズ

せんせい

第7章 7



「あの、太田先生。先程はありがとうございました。」


教室を出て職員室に向かう途中の廊下で太田先生にお礼を言った。


「いえいえ。大変でしたね?初日から。野田先生は格好いいから女子たちが色めき立ってましたからね。気を付けてください。」


「はい…?」


気を付ける?


「この年頃の女子は…特に。」


「どうしてですか?」


太田先生は俺の質問には答えずに職員室に無言で入っていき、俺も後に着いて入った。

席につく前に教頭先生から呼び止められ、ここでも軽く自己紹介を行った。

そのあと、席に戻り生徒の名簿の確認のため、職員用の書庫に行こうと立ち上がった。


その時、ふとさっきの太田先生の言ってたことが頭を過った。


何かあってからじゃ遅いからな。

俺は太田先生の所に向かった。


/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp