• テキストサイズ

イケメン戦国 短編集 R18

第3章 すれ違う想い (三成×舞) R18


.


「どうやら、身体は本当に触れられてないみたいですね」

三成は、舞の中から指を引き抜くと、指に絡まる蜜をペロリと舐めながら言った

「っ、私には…三成くんだけだよ。三成くんに嫌われたかもって…思ったら、っ、昨日も眠れなくて…っ」

舞の瞳から次々に零れ落ちる涙

「三成君の気持ちも考えずに…傷つけた。でも…三成君が疑う様な関係は何にもないよ」

「舞様…っ、私は……」

「ねぇ、三成君…。この紐、解いて欲しい。三成君に見せたいものがあるの」

「私に…見せたい物…?」

「うん。あの、風呂敷の中身…なんだけど」

「…っ、あれは……っ」


舞が向けた視線の先には、舞が男から受け取って大事そうに抱えていた包みがあった

見たい気持ちと、見たくない気持ちがせめぎ合う

暫くの間思案した後、三成は舞の拘束をゆっくりと解いた

「有難う、三成君…」




.
/ 273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp