• テキストサイズ

愛してない

第2章 狂い


「これはまた…」


「なんですかこれ…!」


「また酷い殺人現場だな」


「俺、こんな現場初めてですよ…」


2人の刑事が見つめる先は


女がピアノ線で操り人形のように吊られた殺人現場だった


「こんなにバラが…」


若い男の刑事が現場に散らばったバラを見て言う


「アレン、勝手に触るな!」


その先輩刑事であるイーサンが叱った


「すいません…でもこんなにバラが、どうして…?」


「被害者が大事に育てていたそうだ。それを無残にもこうして…」


「憎まれていたにしても、どうして被害者にこんな化粧を?」


被害者の唇にはバラのような赤黒い口紅、そして血を染み込ませたベッドシーツを裸に巻き付けられていた


「飾られているな…犯人には憎しみとともに幼稚な心があるのかもしれん」


「幼稚な心…ですか」


「幼い子供はこうして着せ替え人形で遊んだり、母親の真似事をして化粧をするのが好きだろ?」


「なるほど…!」


/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp