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イケメン戦国短編集

第9章 交換留学?(義元の章)


その夜、
忍「義元さん、忍です」
義元「どうぞ」
忍は義元の部屋を訪れた。
すでにそこには酒と盃(とつまみ)が用意されていた。
忍「いえば私が運んだのですが・・・」
義元「いやいいよ。そこまでしてくれなくて。
   それに女が俺の酒に触れるなって、
   謙信に言われたらいやだし」
忍「・・・いくら謙信様でも、
    そこまで言わないと思いますよ?」
義元「・・・そうだといいけどね」
二人でそんなことを話す。
忍「あ、酌ですよね。義元さん」
義元「うん・・・ありがとう」
忍は義元の盃に酒を注ぐ。
義元はその盃の酒を飲む。
義元「・・・うん安土の酒もおいしいね。
   それにつまみもおいしい」
忍「・・・義元さんは普通のつまみなんですね」
義元「・・・普通の?ああ・・・
   あの二人が特殊なだけだよ」
忍のつぶやきに、義元は何を言いたいか察した。
謙信の梅干しと、信玄の甘味をつまみに、
酒を飲む話のことだろうと・・・
義元「・・・と俺だけ飲むのもなんだし、
   君も飲むといいよ」
忍「え!?でもわ・・・悪いですよ」
義元「せっかく盃二つ用意したんだから・・・ね?」
義元はそういうと忍に酒をすすめた。
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