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裏『探偵』αな女がΩの男達に求愛される話。

第13章 運命の番(4)…萩原研二>>2


「はっ、ぅん゙っ…ぁ、あっんぁ、くぅん゙っ…」
「はっ…ん…」

余裕のない春枝の表情を下から見上げるのが好きだ、愛を囁いて俺へ優しく口付けしてくれるその唇が好きだ、喘ぐ俺を愛おしげに見下ろすその瞳が好きだ、素敵な髪だと笑って行為中でも撫でてくれる陶器のような白い肌が好きだ、ぷるぷると形のいい豊満な胸が上下に揺れるその視界も好きだ、指通りのいい髪が動くこどに乱れるのも好きだ…結局俺はなにがいいたいかと言えば、春枝のことを誰よりも愛しているということだ。

「春枝っ…んぁ…春枝…愛して、るぅ…」
「はぁっ…私もですよ、研二さんを愛しています」

とめどなく溢れてじゅぷぐちゅと淫らな水音を奏でる。行き場のない手を枕やシーツを掴んで快楽に耐える俺に向かって、ぎゅっと両手を握り締めてくれた。指が絡まり、唇を押し当てられてキスをされる。春枝の艶かしく色っぽい表情が視界に映る、好きだと伝えられて今は俺だけを見てくれている…それだけで逝けそうになり、きゅうきゅう締め付けてしまった。

「ぅ、んっ…締め付け過ぎっ…」
「あぁ、ごめ、んん゙…あん、ひぅっ!」
「ぁんっ…研二さん、可愛い」
「ぅぐ…んぁ、あぁ、ぁんっ…いぃ、きもち、い…ぁあ゙っ」

ギシギシッとベッドが軋む。ぎゅっと握っていた手に力がこもり、生理的な涙が流れ蕩ける俺の顔へキスを落として来た。幸せで胸が痛む、このまま春枝が俺だけを愛して見てくれたらいいのにと思ってしまう。

「ぁ、もぅ…ぃ、いくっ…あぁっ、ぁっ、んん゙」
「いいよ、逝って?」
「ぃく、いくっ…ぁぁ、あ゙ぁ゙、あぁ゙あっ!」

目の前が真っ白になり、激しい快感が襲って来る。精液は出ていないし逝けていないというのに、逝ったような快楽でふわふわした。ぽつりと春枝は俺を見下ろして、勃起した陰茎に触れて撫でる。

「んん゙ぁ、やめっ…ぅあ…」
「ドライオーガズム…」
「ひっ!触っちゃ…だめ、ぁあ゙んんっ!」

スリスリと上下に擦られ、悶える俺ににたりと笑う春枝が愛しくてまた締め付けてしまった。

「私まだ逝けてないから…いっぱい責任とってね?」
「っっ…はい」

ーーー。

if設定の萩原さん救済の甘裏でした。また他のキャラクターでもif裏を書くと思いますので…宜しくお願い致します。
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