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裏『探偵』αな女がΩの男達に求愛される話。

第16章 運命の番(1)…降谷零>>3


その時、すとんと言葉が落ちて来たような気がした。俺は彼女の目を見上げる、もしかすると春枝は嫉妬したわけではなかったのかも知れない。

「春枝、春枝っ…」
「なんでしょう?」
「分かったんだ、君の想いが…」
「はい、では答えは?」
「っ、俺が…君に、助けを求めなかったから…」
「……正解です、愛しい人」

ずるりと指を抜かれて、また中へと春枝の性器が貫く勢いで挿入された。カチカチと目の前が真っ白になり、頭中に花火が飛び散るほどの快感が揺さぶった。ビュルビュルと我慢していた快楽が激しく俺を襲う。脚が震える、身体がガクガクと痙攣し、喘ぎ声が止まらない。

「あっ、ぁ、ぁっ…いや、まっ、あぁあ゙、とまらな…うぁ、んんん゙っ…あぁぁ゙ーー…っ!」
「凄い…いっぱい出てる」
「ひっ、やめっ…いま、触らな、ぁ゙あああ゙っ!」

体全てが性感帯になってしまって、ただ精液で濡れた俺の体に指先で撫で進める彼女の触り方に快感を拾ってしまう。出し切ったのか、ぐったりする俺へ春枝は愛おしそうに奥へ突き上げた。

「あぁ、うぐ、ぅゔっ、やだっ…おく、やだぁああ゙!」
「はぁっ…ふふ、私の性器が欲しかったんですよね?」
「ひっ!も、やめっ…これいじょ、はっ…こわぃ、いぁぁ、ああ゙っ!」

泣きながら身をよじる俺へ、春枝は愛おしそうに腰を掴むと引き寄せられた。ガツガツと腰を叩き付けるようなセックスに快感が止まらない。漸く治まったというのにまた激しさを増してぶり返す。春枝へと必死に首筋へ両腕を絡ませれば、首筋へ舌を這わせられた。

「はっ、気持ちっ…零さん、好き…お願い、もっと私を頼って?」
「ーーっ、あぁ゙だめ、また、ぃくっ…ぁあ゙ぁっ!」
「んっ、はぁっ…」

ドクリと中へ弾けるようにぶちまけられた。そして俺は一瞬意識を手放したーー…が、ペチペチと軽く頬を叩かれて目が覚める、俺の視界いっぱいに目を細めるのは誰でなく愛する彼女の、春枝だ。

「不正解した分だけ私に付き合って貰いますからね?」
「ひっ!無理、むりぃあ゙ぁああ゙っ!」

ーーー。

「いらな、も…いらなぃぃい゙っ!」
「駄目、後4回は付き合ってくれないと…私の気が済みません。嫉妬だってしてるんですからね?」

舌舐めずりした彼女は俺の首筋へ噛み付いた。
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