第6章 壊された休日
ー安室さんsideー
バタンと扉が閉まる
《今日、初めて会った人に何を言ってるんだ、僕は》
ため息をつく
(あの人の首元のキスマークを見た時、無性にムカムカした
……こんな気持ち初めてでよく分からない…
それに、どこかで会ったことがあるような気がする
………
でも、僕には大切にしたい女の子がもういる
あの日…海であった日からずっと忘れられない女の子
会いたい…)
そんな事を思いテーブルを見るとピアスが置いてある
(これは…咲綾さんのか…
次会ったら渡そう)
そのままテーブルに置き、浴室に向かった