第3章 給仕と料理人
ガヤガヤ
村人達は酒を飲みながらよく話すが、話題は欲しい情報とは関係のないものばかり。
エリザベス
「あわわわっ…」
「お嬢ちゃん‼︎注文ーー‼︎」
エリザベス
「‼︎は…はひっ、ただいまっ‼︎」
エリザベス王女は、呼ばれたテーブルへと駆けて行く。
イヴェレット
「転ばなきゃ良いが…」
さて、こちらも準備しておくかね。
グッ
「なあ」
イヴェレット
「?」
後ろから裾を引かれたかと思えば、下から誰かの声がする。
目を向ければ、そこにはミードの姿があった。
イヴェレット
「おやおや、いつの間に…」
ミード
「おれにも何か食わしてくれ!」