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【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第4章 僕の…猫がっ…


 
 
「良かった、ルナっ…!」

『…ご、めん…こぅ、は…』
「っ?なにがっ」
『……せっ、かく…買ってくれた服、なの、に…』
「ぁ…っルナちゃん…っ」

『…っへへ…よご、れ…ちゃった…』


小さく体を震わせながら、ルナは途切れ途切れに言う。

謝る彼女に僕は、大きく首を横に振った。

「いいっ、いいよそんなことっ…また買ってあげるからっ」

微笑するルナ。

氷は、彼女の首元まできていた。



「わりぃわりぃ!!まさか、あの紅覇の猫だとは思わなくてよぉ!」

水を差すかのように、ジュダルは紅覇にむかって
笑いながら言った。
ふざけるように謝った。



「……ふ…ざ、けんな、よ…」

「っあ?」


抱いていたルナを紅玉に預け、ゆっくりと紅覇は立ち上がる。






「ふざけるなよっ!!なんで確認する前にこんなことしたっ!??」

預けていた如意練刀を麗々から勢いよく奪い、
ジュダルに向けて構える。

「こ、紅覇様っ!?」
「落ち着いてください紅覇様っ!!」

「うるさいっ!!!」


紅覇を止めようと、腕を掴もうとする魔導師たち。
でも紅覇は、それを振り払う。

「だぁから、悪いって言ってんだろ?んな怒んなって!」

「許さないから、絶対にっ!!」
「…んだよ、やるってのか?」

如意練刀を少しずつ大きくしていく紅覇を見て、ジュダルも杖を構える。

 
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