第7章 寒い夜
その時、ある不思議な声の事を思い出した。
魅菜
「あの💦眞琴くん!
ちょっと聞いても良いですか!?」
空気も読まずに私は質問する。
眞琴
「えー、こんな時に質問?
空気読めないとか言われたことない?(´-ω-`)?」
とりあえず、
眞琴くんは私の胸元をはだけさせようとしていた手を止めた。
魅菜
「ごめんなさい💦
あの、私…黒さんのお家の座敷に1人でいたら…
不思議な声を聞いたの!」
眞琴
「不思議な声?」
魅菜
「うん…とっても小さい声が複数聞こえてきているのに誰も居ないの。」
眞琴くんは私の話を聞きながら眼鏡の位置を正しい位置に戻す。
眞琴
「…それは多分…"ダニ妖怪"だと思うよ?
イヌッコロの一人暮らしだろ?ダニ妖怪が居ても不思議じゃないかな。」