• テキストサイズ

【ALL】Smiley-Smiley(気象系)

第5章 大野スマイル(解説員:松本)



カレはね~…

良くも悪くも自然体だよね。

うちらの中で一番この業界長いくせに、なんていうか…染まらない。愛想笑いも作り笑いも苦手(キャラ作ってる時を除く)。

だからつまんない時はホントつまんなそーな顔をしてるし(『おい!』って感じだけど。カメラ回ってんのに)

眠い時は眠そうだし、それ以外は結構…無表情。微表情?(笑)


でも

笑ってる時は、本気で楽しい時
本当に、面白いって思ってる時

だから

俺らは彼の笑顔を求めてる…部分がある、かな。結構。それは一つの基準として。リーダーの表情が変わると『お?』『よっしゃ!』って、少なからず思う。

時々他とズレてる時もあるけど、それも含め


大「…フッ」


ほら。一瞬の笑いも見逃さない。リーダーの笑いに反応するセンサーがあって、たぶん勝手にキャッチしてる。俺ら全員。


大「ハハハハハッ!」


声出た時は、思わずそっちを見る。こらえるように手で顔を覆ってる様子をちらちら見てしまう。そしてどこか満足っていうか。何だかこっちも勝手に嬉しくなる。

言葉少ない彼の笑顔は、何より雄弁なんだよ。絶大な安心感というか。達成感?想像以上に我々には影響を与えてる。

きっとね、俺らはそのためにいろんなバカやってるんだよ。

この人の笑顔を見るために

彼を笑顔にするために―――…


二「ちょっと。抜かれてないからってフツーに寝てんなや」
大「…」
二「…」
大「…ん?」
相「うわ、今マジで寝てた?」
二「寝てましたね」
大「…ねてない」

ガシガシガシ…

櫻「…ダメだって。それ出たら終わりだってもうバレてんだから(笑)」
相「おでこガシガシやってんの見たら、見てる人みんな気付くよ?あ、リーダー眠いんだ、って」
大「まぁ…だいたい眠いよね…」
二「他人事みたいに言うんじゃないよ。ほら、ちゃんと前見て。応援して?仕事してくださいよ」
松「…」


…いや、それは言い過ぎだな。

ファンのため、そして俺ら自身が楽しむため!そう!


リーダーにいわゆるリーダーらしいことなんて今さら求めてないけど

ひとつだけ

ただ

そのまんまでいてほしい
自然体の、彼のままで

いつまでも


それだけはどうか、よろしくお願いしたいね。


えー…

笑いにも正直な男、それが俺らの誇るリーダーです!

/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp