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初恋は金木犀

第1章 初恋は金木犀




夏の厳しい暑さも、日に日にその影を潜め、ゆっくりと秋の気配を感じるようになってきた。空は青く澄んで、首もとを過ぎる風が心地いい。

ふと、そんな風にのって、鼻をくすぐる金木犀の香り。


はその香りを、胸いっぱいに吸い込んだ。甘くて、しっとりした風が髪をなびかせる。


そんなとき、はいつも思い出す人がいる。






初恋は金木犀




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