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【短編集】慟哭のファンタジア【HQ】【裏】

第31章 主よ甘き日々を終わりまで2(烏養繋心)


くたっとその身体が布団に倒れた。
ハジメテで無理をさせすぎた。
シーツと丸めて風呂場に行き、綺麗にしてやると恍惚の顔でこちらを見てくる。
やっと手に入れられた、と満足するも虚しく、そこでごめんと一言がやっと言えた。
「もっと、大事にしてやるつもりだった…」
「……大丈夫、です……」
恥ずかしそうにそう言われたのがひどく安心する。
もっと素直に色々言えたら良かったのに。
捻くれた性格なばっかりに、バツの悪そうな顔をすることしか出来なかった。

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