第33章 happybirthday ~黒子テツヤ~
香音side
テツ君信じてるかなぁ
足の骨を折ってるなんて嘘
テツ君の誕生日を祝うためのパーティを開くために
まぁパーティっていっても私だけだけどね
「よしっ!できた!プレゼントもOK!早く来ないかなぁ」
ピンポーン
きったぁぁぁ!
あっ自分から出るとまずいよね・・・
「香音さん?いますか?」
「うん!ごめんね。でられないから入っていいよ!」
「はい。おじゃまします」
徐々に彼の足音が近づいてくる
そのたびに私の心臓もバクバクなっている
カチヤっ
ドアのあく音がした
その瞬間
ぱーん!
「お誕生日おめでとう!」
「え!?」
テツ君は少し困惑しているようだった
「どういうことですか?香音さん。足を怪我してたんじゃ・・・」
「えっとね・・・それは、今日さテツ君の誕生日じゃん。だからサプライズをするために嘘ついたの・・・ごめんね」
「いえ、嬉しいです」
「本当!?じゃあ中にはいって!ほらちゃんとケーキ作ったんだよ! 一緒に食べよう?」
「はい。」