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kagero【気象系BL】

第12章 彩雲


【智】

唇を押し付けると、同じタイミングで翔くんがズンッて下から突き上げた。

「んぁっ…」

反動で唇を離すと、翔くんの手が頭を引き寄せて。

もう一度、唇が重なる。

「んっ…ふ…ぁっ…」

舌を出すと、すぐに翔くんのが絡まって。

絡め合ったそれは、燃えるように熱くって。


その熱さが

一気にアソコを熱くした


「…しょ、くんっ…もう、だめっ…」

堪らず、もう今にも爆ぜそうな自分のを握る。

翔くんがふっと小さく笑う気配がして。

「ん…一緒に、ね…?」

今日一番の優しい声でそう囁くと。

自分のを握った俺の手の上に、熱い手を重ねて。

激しく上下に動かしてきた。

「あっ…あ、あ…いいっ…」
「…っく…締まるっ…」
「翔くんっ…しょお、くんっ…」

さっきちゃんと出せなくて、体んなかで燻ってた熱が、開放を求めて一気に集まってくる。

「あぁぁっ…くるっ…」
「う、ぁっ…智っ…」
「…イク…イクッ…あぁぁっ…」


その瞬間

頭ん中が真っ白にスパークして


ものすごい快感が俺の真ん中を突き抜けていった


「あぁぁっ…あぁっ…」

何度も、びくんびくんって体が震えて。

熱いものが自分の腹を濡らした。

翔くんのも、俺の中でどくんどくんって脈打ってるのを感じて。


温かいものが

じんわりと心に広がってく


「…翔くぅん…」

なんでか胸がいっぱいで。

俺はぎゅうっと強く、翔くんに抱きついた。

「ふふっ…どうしたの?」
「大好きぃ…」
「なんだよ、急に」

溢れ出た思いを言葉にすると、翔くんはちょっと照れ臭そうに笑う。

「急じゃないよ~。ずっと、ずーっと大好きだもん!」

俺も好きだよって言って欲しかったのに、言ってくんないから、唇を尖らせて不満を表すと。

その先に掠めるだけのキスをして。

「俺も、大好きだよ、智くん」

欲しかった言葉を、とびっきりの笑顔と共にくれた。

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