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許嫁は戦国武将〈イケメン戦国〉

第3章 三日月


家康が床に臥せっている間に来た書状などを葉月は代わりに読んでいた
お世辞にも上手とは言えないがどうにか読み書きが出来るレベル
これも約1年間姫修行した成果だ


『う~ん...』


「如何されましたか葉月様」


一通の文を読み終わって考え事をしていると
酒井忠次が声をかけてきた


『これなんだけど...』


少し離れた村から井戸が枯れて
今年は米を作ることが難しいと文が来ていた


『この村の辺りに河川はない?』


「少々お待ちください」


ごそごそと葛籠の中から地図を出してきた


「その村ですとここですので
一番近場の河川はここですね」


『この地図でみると近そうだけど...
酒井、この村に行ってもいい?』


「は?葉月様が行かれるのですか?」


『そうよ。今家康は動けないでしょ?
井戸が枯れた言うことは農業だけでなく生活にも影響が出る
早めに対処しないと村自体が無くなってしまうわ』


「しかし葉月様お一人で行かれるのは危険です!」


「お話し中失礼いたします。三成様がお越しです」


鈴の声が聞こえスッと開いた襖の向こうに三成が立っていた


「秀吉様より書状を預かってまいりました」


『ありがとう三成君』


「いえ、ところで葉月様
何処かにお出掛けになられるのですか?」


『ええ、井戸が枯れたと言う村を視察に行こうと思ってます』


小首を傾げ聞いてくる三成に地図を指さす


「ここから少し距離がありますね...
葉月様まさかと思いますが
お一人で行こうとは考えておられませんよね?」


『あら、さすがに一人で行こうとは思ってませんよ?
誰か一緒に行ってくれる方を探します』


「そうですか!それを聞いて酒井は安心いたしました!!」


ホッと胸を撫で下ろす酒井と思案顔の三成


「でしたら私が立候補してもよろしいですか?」


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