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華の剣士 2 四獣篇

第18章 目覚めのとき


(この子はこんなにも重いものを身につけて走っているのね…)

普段、弱音もほとんど吐かずに気丈に生きている、この小さく華奢な女剣士に感嘆し、無理をしていないかと気がかりになる。

(私もこういう時ぐらいは頑張らないと。)

ムニルはそう己を奮い立たせ、己の足を再び前に進めていくのだった。
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