第3章 マイペースな恋/rtrt
レ「まぁ、いいけど」
言いながらおもむろに体制を崩し、私の膝の上に寝転がる。
所謂膝枕だ。
「ちょっ…え?レトさん?」
レトさんの思わぬ行動に焦る私に
レ「ん~?たまにはええやん?の膝、丁度いい固さと高さ…」
「いい…けど…。レトさんにしては珍しいことするねw」
レ「だめ?」
なんだその上目遣い。かわいいかよ…!!
「だめじゃないけど…」
レ「あ、頭重い?」
「ん~ん、大丈夫」
何だこの状況…。
直前まで考えていた内容が内容なだけに余計焦った。
それを誤魔化すように
「レトさん、髪サラッサラだねー」
言いながら、レトさんの頭を撫でる。
レ「なーんもしてへんけどねー。てか撫でられるの気持ちーかも」
「そう?」
私に頭を撫でられながら、気持ち良さそうに目を細める。
レ「…はぁ…寝そうww」
「寝てもいいよw」
レ「えー、せっかく来てんのに勿体ないやん」
「勿体ないってw」
レ「だから、目を覚ます為にさー…」