• テキストサイズ

オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥

第6章 □



オレは伊豆とは高校の同級生だったんだけど、入学当時の伊豆は結構モテてた。なんたって1年の夏にはもう彼女ができてたんだから。

でもそれから何ヶ月後だったかな、秋の終わりくらいだったかな。伊豆は事件を起こした。
朝礼で1年が体育館に集まってた時、こいつは突然彼女を押し倒し、服を剥ぎ取ろうとしたんだ。

当たり前だけど大騒ぎになった。女の子は叫ぶし、何が起こったのか誰にもわからなかったし、伊豆は体育教師に取り押さえられた。

その後教師どもからメチャクチャ怒られたらしいけど、伊豆はケロッとしていた。なんであんなことしたんだってオレが聞いたら

「具合が悪そうだったから体を見てやろうとしただけだ。それの何が悪いのかわからない。彼女を思いやるのは彼氏として当然のことだろ」

そう言った。
聞いた話によると、確かにあの時彼女は貧血気味だったらしい。

伊豆は当時から人間の健康っていうか人体の仕組みっていうか、そういうことに深い興味を持っていた。とにかく気持ち悪いレベルで興味を持っていた。理由は知らない。変人の考えることはオレにはわからない。

伊豆がマッサージ師の資格を取るって言って進路を決めた時も、オレは「そりゃそうだろうな」と思った。

とにかく伊豆はそういうヤツだったから、事件以降は校内の全女子から距離を置かれていた。
でもそれ以外の面ではわりといいヤツだと思う。だから男子は結構普通に伊豆と友達していた。オレもその1人だ。

難関らしい学校に受かって、国家資格もとって、マッサージ師として働き出す時に「これでたくさんの人の役に立てる。健康な体で人生を過ごすのって、何より大切なことだとオレは思うんだ」と目を輝かせる伊豆を、偉いやつだなとオレは思ったもんだ。

高1の時以来問題を起こすこともなかったし、こいつも大人になって、常識ってもんを身につけたんだろう。そう思っていた。

でも、どうやらそうでもないみたいだな。

/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp