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藍色の糸
第5章 藍色の糸 五
あの日の夜から私は不思議な夢をみるようになった。
変った藍色の服を来た五人が自分に微笑んでいた。顔はよくわからない。
一人が手を差し出す。その手の薬指には藍色の糸が結んである。
その糸は皆と繋いでいた。そして、自分の薬指にも
藍色の糸が結んであった。
その手を伸ばす。
後少し。後少しで、皆と逢える。
「貴方は、間違っている。」
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