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【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第9章 決意



2人──相澤と流衣は、かなり長い時間によって信頼関係を築いてきた。

相澤がヒーロー資格を得てからすぐ流衣を引き取り、それからずっと居候しているので、もうかなりの年月になるはずだ。

10年以上になる。

相澤から幼子を引き取ったと聞いて、その時ばかりは正気を疑ったが、その子供の恐るべき"個性"と相澤との"相性"に納得もした。

時に突き放し、時に優しく接し。
彼は彼なりの優しさで育てあげた。

途中から、性別的な関係から苦労も垣間見えたが──それでも。

──愛情は充分伝わってるって訳か。

気を失った相澤を目にした時、流衣の拳が固く握られたことにマイクは気づいていた。

流衣は昔から、感情も意志も、あまり表に出さない。無表情というわけではないのだが。

しかし──だからこそ、少し驚いた。

産みの親がなぜ今生きていないのかは、本人が1番よく分かっている。

だからこそ彼女は、相澤を大切に思っているのだろうし、──傷つけた敵を許すことができなかったのだろう。

固く握られた拳は、ヒーローになる、大切な者を守るという──決意のようにマイクには思えた。


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