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その先立ち入り禁止!【R18】

第4章 あくまで執事として


郁翔side

部屋を出て、西園寺様の下へ向かった。

今頃蓮様は・・・
あの男に犯されているのかもしれない。

「おや?郁翔君。蓮はどうしたんだ?」

「西園寺様。今、犬塚様と部屋で話していらっしゃいます。」

「そうかい。」

西園寺様がワインを片手に俺の顔を覗き込んだ。

「?どうかされましたか?」

「いや・・・何か思いつめた顔をしているなと思ってな。何か蓮とあったか?」

「い、いえ。特には・・・」

「郁翔君。私は君を1番に信頼しているんだ。何でも話してくれ。」

「ありがとうございます。」

1番に・・・?

「あの・・・犬塚様を第1に信頼しているのでは?」

「勿論、犬塚君を信頼しているよ。でも、君が1番だ。いつでも連の味方をしてくれるからね。」

「西園寺様・・・」

この人は本当にいい人だ。

「・・・私、少し用事を思い出しました。蓮様の所へ戻ります。」

「あぁ。我儘な息子だが、よろしく頼んだよ。」

「はい。」
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