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ここはシリーズif短編【HUNTER×HUNTER】

第6章 DNH企画 私とターゲット






「はい!依頼料は十分です!ありがとうございます!」



私の名は沙夜子

駆け出しの暗殺者である

少しずつ増えて来た仕事の中で今回初めて大物の依頼が来た



【イルミ=ゾルディック】



ゾルディック家といえば世界中に名を馳せる大企業の財閥

そしてそこの長男であるイルミは何でも後継者の席を降りて一から起業

其れもまた大企業へと成長し、あっという間に世界レベルの会社に成った訳で実質ゾルディック家の系列企業がこの世の全てを回しているという噂まで出ている




そんな有名人が私の今回のターゲットだ

何故実績も少ない駆け出しの私にそんな大役が回って来たのかというと

つい最近知り合った幻影旅団という極悪非道だともっぱら噂の集団からの繋がりだ

ドキドキと高鳴る胸は喜びというより緊張やプレッシャーの方が大きい



イルミ=ゾルディックの情報を提供して貰えるという事で今私は旅団のアジトに来ているのだが

身の丈に合わない大役に尻込みしたくなっていた


一応私も裏社会に生きる人間だし堂々としていないと寝首を掻かれかねないので精一杯余裕なフリをして素知らぬ顔で座っている訳だが

そもそも幻影旅団の猛者が揃うこの場所に座っているだけで逃げ帰りたい気分だった



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