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恋愛短編集

第1章 年下彼氏 -嫉妬-


『…貴久?…入るね?』

貴久「…はっ?…梨花?」

驚いている貴久を無視してお風呂場の
ドアを開ける

中に入ると貴久はこっちを見て
固まっている

恥ずかしすぎる

貴久は髪の毛を洗っていたからお湯に
浸かって貴久を待つことにした

『貴久…早くしてね…?』

貴久「…ん」

髪の毛を洗う貴久を見る

やっぱりかっこいいな…なんて思っても
口には出さない

褒めると調子に乗るから…笑

そんなことを考えていたら洗い終わったようで貴久もお湯に浸かってきた

でも…お互いに気まずいまんまだから
お湯に浸かっていても離れている

…勇気出さなきゃ

『…貴久?』

貴久「ん…梨花?どうしたの?」

『…怒ってる…?』

貴久「いや…怒ってないけど…」

『…けど…?』

貴久「…」

貴久は黙って何も言ってくれない

私は思い切って貴久に近づいて貴久の胸へと顔をうずめた

貴久「…梨花?」

『このまま聞いて?』

貴久「…ん」

『まずは…ごめんなさい』

貴久「それは…俺も悪かった…」

『でも…やっぱり私には貴久がいないとダメなんだよ…』

貴久「…知ってる」

『お願い…離れてかないで』

貴久「あたりまえじゃん…」

お互いの視線が絡み合う

『妬いてくれて嬉しかった…』

貴久「俺はお前がキスマークつけられてて嬉しくなかったけどな…笑」

『…ごめんってば…』

貴久「風呂まで来て謝ってくれたし許してやるよ」

『ふふっ…ありがと』

年下ですぐに妬いちゃう彼だけど

私のことを1番愛してくれる

そんな彼がこれからも

この先も"ずっと好き"なんだ



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