第1章 年下彼氏 -嫉妬-
やっとの思いで仕事を終わらせる
ふと時計を見ると24時を過ぎていた
『ヤバッ!早く帰らないと…』
自宅へと向かう足を急がせる
ここまでして私が急ぐ理由
それは……
『た…ただいま…』
貴久「遅かったじゃん」
この彼氏のせいである
貴久「何してたの?」
口調は優しいが声はものすごく低い
怒ってるんだろうな…
『残業だよ…?』
貴久「……本当?」
『本当だよ?』
貴久「そっか。お疲れさま!」
『ありが……』
私が喋ろうとした所に言葉を重ねる
貴久「…なんて言うわけないじゃん」
『ふぇ?』