第9章 飼育2*
生み出す快感の波に呑まれ、前も後ろも分からない沙里は舌を突き出して悶えた。
「ぁひィ、あんぁあっ、あ…あんう、!」
常に達しているような激しいアクメが全身の神経を沸騰させる。
沙里の意識は熱気の渦に攫われ、残された肉体は快楽に揺さぶられて四肢をだらしなく放り出していた。
「…、は…」
「くッ…やば…」
ずっと彼女を撃ち続けていた賢哉の陰嚢が引き締まり、ポーカーフェイスにうっすらと恍惚の色が乗る。
律人も膣圧と壁越しの陰茎に感度を高められ、大洪水の肉筒に幹を沈めて欲を吐き出した。
精を受けた肉壁がうねり、もっと奥へと彼の陰茎を咥え込む。
賢哉の亀頭と律人の亀頭がぶつかり、賢哉の茎が震えた。
果てを迎えると排泄器官に凶器をグッと突き刺して、腸壁に絡みつかれた状態で白濁を流し込む。
「んっ、あぁあ……!」
後を追うように堕ちた沙里も、二人の熱を感じて尿道から潮を噴いて瞼を閉じた。
「ぁ…あ、…」
男達が最後に数回彼女を穿ち、ズルリと萎えた陰茎を引き抜くと、強張っていた彼女のつま先からゆっくりと力が抜けていく。
律人がベッドから降りると、赤く色づいた彼女の体は前に倒れ、ピクピクと痙攣しながらシーツに沈んでいった。
「あーあ…こんなに妖艶になっちゃって…。」
「…お前の目論見は成功だな。」